韓国式たい焼き「プンオパン」
2008年02月19日
韓国料理の認知度が日本で高まるとともに、これまであまり知られていなかった料理も海を渡ってやってくるようになった。地方独特の郷土料理だったり、朝鮮時代に作られた宮中料理だったり。韓国料理のすそ野は日本の地で着実に広がっており、食べられる料理の種類は増えてゆく一方だ。
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そうした変化の中で、また目立ってきているのが、韓国料理のカテゴリーから半分ほどはみ出したような料理である。韓国で広く親しまれつつも、もともとのルーツは外国にあるような料理。洋食、中華、日本料理などが韓国に定着する過程でアレンジされ、少し変わった状態で日本に入ってくるというケースも珍しくなくなってきた。
例えば、韓国で国民食と呼ばれるほど人気の高いチャジャンミョン(韓国式のジャージャー麺)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて伝えられた中華料理。現在の韓国でも中華料理の代表格とされているが、黒味噌にカラメルを加えて甘味をつけるなど、本場とは少し違ったものに仕上がっている。韓国ドラマや映画にもよく登場するため、日本でも人気の高い韓国料理に数えられるが、正しくカテゴライズするなら「韓国式中華料理」となるだろう。
2006年12月に東京・千駄木でオープンした「果川家(かせんけ)」も、国境をまたいだ料理を提供する店。看板に掲げられているのは、なんと韓国式の「たい焼き」である。もともとは日本生まれのたい焼きだが、韓国でも冬の屋台おやつとして人気が高く、プンオパン(ふな焼き)の名で広く親しまれている。日本のたい焼きよりも小ぶりで、アンコの甘味を抑えているのが特徴。ひとりで何個もパクパクと食べられるのが魅力だ。
最近ではプンオパンだけでなく、より高級なイメージの「ファングムインオパン(黄金のこい焼き)」という商品も登場しており、韓国内でも差別化が生まれている。見た目はほとんど同じだが、アンコを包んでいる生地が薄く、サクサクとした食感に仕上がる。「果川家」で提供している商品も、このファングムインオパンだ。
地元の人からは「見た目は小さいものの、食感のよいたい焼き」として人気を集めている。韓国好きな人がわざわざ訪ねて来ることもあり、「韓国で食べた懐かしい味」としても喜ばれているそうだ。開店してからまだ2年目だが、徐々にリピーターが増えており、多い日では1日に1000個を売ることもあるとか。
日本生まれのたい焼きが韓国に渡り、少しアレンジされて戻ってくる。国境をまたいで行き来する料理は、今後もまだまだ増えていきそうだ。
●屋台おやつの魅力
プンオパン(たい焼き)のほかにも似たような屋台おやつはたくさんある。今川焼きによく似たオバントクや、菊の花模様に焼き上げたクッカパン、ホットクと呼ばれる黒砂糖や蜂蜜などを入れて焼いたお焼きなどが代表的だ。少し珍しいのは今川焼きの中に目玉焼きを入れたケランパン。ほのかな塩味と、生地のさりげない甘味に、卵の濃厚な味わいが折り重なってオツな味わいに仕上がっている。
●店舗データ 地図
店名:果川家 黄金たいやき
住所:東京都文京区千駄木2-13-1ルネ千駄木プラザ1階
電話:03・3821・6181
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