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어머니의 맛 김치찌개

책향1 2007. 11. 4. 02:50

元気の源 おふくろの味 キムチチゲ(韓国)

2007年10月30日

 「おなかがすいたら、ご飯とキムチチゲ。韓国人にとってキムチチゲほど大切で、欠かせないものはないのよ」。キムチを真っ赤に煮込んだキムチチゲ。ソウル市麻浦区の路地裏にある「クルタリ食堂」で、30年以上もキムチチゲを作り続ける金貞淑さん(71)が力を込めた。

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キムチチゲ

 西洋化が進む韓国の食生活の中で、今も食卓に欠かせない伝統メニューの一つ。味付けは家庭や店ごとに微妙に違う。いわば日本のみそ汁のような「母さんの味」だ。

 今の北朝鮮南西部で生まれた金さんが、夫の李起東さん(74)と店を始めたのは30代の終わり。近くに市場があり、常ににぎやかな一角で、庶民の胃袋を満たしてきた。お手本はやはりお母さんの味。最初はお客が入らず苦労したが、その後、自分なりに工夫した味付けが評判になって、今は1日に300食も出る。

 毎朝6時、自分で漬けたキムチと豚肉を大鍋で煮込み、午前8時にはお客さんが入る。コンロで小鍋を煮込みながら出す店が多いが、金さんはアルミのどんぶりに豪快に盛る。スープは一見、辛そうだが、豚肉のかすかな甘みがとけ込んで意外とまろやか。ご飯と相性がいい。「熱いところを汗をたっぷりかきながら食べる。それが韓国人の元気のもとですよ」(高槻忠尚)

【作り方】 漬けてから日がたって酸っぱくなった白菜キムチと、豚のバラ肉などを適当に切って混ぜ合わせた後、唐辛子粉、水を入れ、塩などで味を調えながら20分以上、煮込む。豆腐や長ネギを入れる家庭もあり、作り方は様々だ。